多文化共生教育ネットワーク東京(TEAM−Net)は、
外国につながる東京都内の高校生、
日本語を母語としない高校生等の支援、
多文化共生教育に関わる
個人と団体のネットワークです。
今回の研修会は、外国につながる若者の声を聞き、支援や教育の在り方についてのシンポジウム&研修会を開催します。会員以外の方も参加できます。新型コロナの影響で、2年ぶりの対面での会合となります。みなさまのご参加いただき、交流をお願いしたく存じます。
◆日時:2022年9月25日(日)14時00分〜16時10分 シンポジウム&研修会
◆会場:小山台会館 東京都品川区小山4-11-12
(東急目黒線 武蔵小山駅西口より徒歩3分)
https://www.koyamadai.or.jp/access/index
◆プログラム
(1)シンポジウム 14時10分〜15時30分
「大学に進学した外国にルーツを持つ若者のこれまでとこれから」
学生たちの高校までの経験談や現在の大学生活、また今後のキャリアについて自由にお話していただきます。経験談を聞くなかで、どのような支援が必要か、どのような支援が重要だったか、などを皆さまと考えていきたいと思います。
東洋大学社会学部国際社会学科准教授の村上一基先生にモデレータをお願いし、4人の「外国につながりのある大学生」にお話を伺います。
・来日から高校入学までの経験談/大学への進学と大学生活/今後のキャリアについて
【登壇者】
Aさん(麗澤大学国際学部グローバルビジネス学科 3年、東京都立高校出身 16歳で来日)
Gさん(東洋大学社会学部国際社会学科2年、神奈川県私立高校出身 15歳で来日)
Mさん(東洋大学社会学部国際社会学科2年、埼玉県公立高校出身 15歳で来日)
Rさん(東洋大学社会学部国際社会学科2年、神奈川県私立高校出身 15歳で来日)
【モデレータ】
東洋大学社会学部国際社会学科 村上一基准教授
(2)研修会 15時30分〜16時10分
@ 高等学校・日本語・特別な教育課程:
・報告者:多文化共生教育ネットワーク東京 日本語支援チーム
2023年から始まる高等学校の日本語の教育課程について、多文化共生教育ネットワーク東京の日本語支援チームから報告します。
A多文化共生スクールサポートセンター事業:
・報告者:小綿剛さん(多文化共生センター東京)
都立高校で2022年4月からスタートした、都教委の事業である多文化共生スクールサポートセンター事業について、NPO多文化共生センター東京の小綿剛さんに報告していただきます。
◆参加予定者:学校関係者(支援員を含む)、NPOなど市民団体、教育委員会・行政
関係者、生徒、保護者、弁護士、大学教員・研究者(大学院生を含む)他。
◆参加費:無料
◆参加方法:ご参加ご希望の方は下記の登録フォームからお申し込みください。
https://forms.gle/MCjmGPu7i7CWfJLCA
コロナ禍のため、会場の人数把握・確認をいたします。ご協力をお願い申し上げます。
◆主催:多文化共生教育ネットワーク東京(TEAM-Net)
◆連絡先:多文化共生教育ネットワーク東京
teamnet.tokyo@gmail.com
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多文化共生教育ネットワーク東京 共同代表
渡戸一郎(明星大学名誉教授)
大山輝章(都立高校教員)
殷勇基(東京弁護士会)
設立趣旨書
いま、日本の学校で外国につながりのある子ども、若者たちが増えています。
日本社会のグローバル化、国際化がすすんでいることが背景にあります。
2021年末現在、法務省によれば、全国の在住外国人は276万人を超え、なかでも東京は53万人もの外国人が住んでいます。
日本人との国際結婚や日本で働き生活する外国人が増え、その子どもたちが日本の学校に通っています。
東京都立高校に在籍する外国籍の高校生は1,488人(2020年5月)であり、日本語指導が必要な外国籍の高校生は718人(2021年5月、文部科学省)と、全国で最も多くの生徒がいます。
しかし、こうした高校生たちの教育や支援にはさまざまな課題があります。高校入学の壁、日本語学習の必要性、高校中退、進路未決定、多文化共生の教育、いじめなど、課題が山積しています。
これまで、東京には、さまざまな個人、団体や関係機関がこうした課題について向き合い、外国につながりのある高校生の教育や支援がありました。
このため、東京の外国につながりのある高校生の教育や支援について情報交換をするため関係者が集まり、2021年9月に多文化共生教育ネットワーク東京(TEAM-Net)ができました。多文化共生教育ネットワーク東京は、研修会、情報交換、課題への提言、ネットワークづくり等に取り組んでいきたいと考えています。
東京を中心に全国のみなさんとも交流とつながりを求め、外国につながりのある高校生の教育と支援並びに多文化共生教育のネットワークを拡げ、充実させていきたいと思います。
@研修会・ネットワーク交流会
設立趣旨と会員の要望を踏まえたテーマで研修会を企画し、年4〜5回開催するほか、年1回の総会を行います。
また、研修会後、会員相互の情報交換などを行うネットワーク会議を毎回開いています。
A連携・協働活動
次の活動を、関係機関・団体と連携・協働して実施しています。
・外国につながる生徒のための進路ガイダンス
・上記ガイダンス参加者等に対する個別法律相談
・高校教職員向けの法律家による研修講座
・その他(多文化授業、キャリア教育、シティズンシップ教育(居場所づくり)の見学会など)
Bチーム活動
複数のチームで活動を推進しています。2022年5月現在、活動しているのは2チームです。
・日本語チーム
・法律家チーム
外国につながりのある中学生のみなさん、こんにちは〜
TEAM−Netは東京の中学・高校で働いている先生たちと弁護士(べんごし)たちがみなさんの高校進学をサポートします。
こんなサポートをしています。
子どもを日本の高校に行かせたい、と思っている日本語を母語としない親子のためにボランティアグループと高校の教師が協力してガイダンスを行っています。2021年は7月文京区・武蔵野市、8月品川区、10月大田区・八王子市・新宿区で行われました。
東京の大田区と品川区にある外国につながりのある人たちをサポートしているNPOと高校の先生たちが高校入学後の提出書類、高校生活についてサポートしています。2021年は4月に大田区で行われました。
2020年秋に設立されたTEAM-Netは、本格稼働を前にコロナ禍に見舞われ、この間、ほとんどの活動がオンライン開催となりました。一方、対面での集まりが困難な反面、オンラインならではのメリットとして、東京以外の遠隔地からの参加の広がりも得ることができました。本会のめざす課題認識を共有して下さる方々のつながりが今後も広がり、さまざまな課題の解決に向けて連携・協働していく、開かれたプラットフォームになることができれば、と考えています。
しかしTEAM-Netは運営ボランティアに依拠する活動であるため、組織・財政基盤が弱く、会員皆様のご協力なくして活動を継続・発展させることはできません。そこで、お願いです。
〇本会の趣旨に関連する取り組みや情報、ご意見・ご提案などを事務局までお寄せ下さい。→連絡先
〇本会の趣旨に賛同される新規会員をご紹介下さい。
〇本会の財政基盤を支えるため、ご寄付にご協力下さい(寄付のページを近日公開します)。